くまもと家づくり塾では、諸塚村の取り組みに賛同し、熊本でも諸塚村の木材(主に杉の一等材)を使った家づくりに取り組んできました。
諸塚村では年間3万5千m3の原木を生産し、その大部分を村内の森林組合が取り扱っています。諸塚産直住宅で使用する木材は村内にある森林組合の木材加工センターで加工され直接ユーザーに届けられます。したがって一般の木材流通のように、問屋や市場を経由するといった複雑なシステムとは違って、木を育てた山主さんの顔の見える安心と信頼が得られる画期的なシステムです。
森林の伐採においては環境保護のため再造林を原則とし、品質を落とさずに持続できる供給量が限定され、顔の見える流通の維持のために九州限定としているために、年間15棟程度(平成17年現在)の供給となっています。
諸塚村の産直住宅は、施主や設計者、工務店に木材生産現場に入ってもらい、さらに木材生産者が上棟式や竣工式に参加するなど、木材生産者と施主と家づくりの現場が、お互いの顔の見える流通の仕組みをつくることに力点を置いています。九州圏内で100棟を超え、くまもと家づくり塾では、熊本と長崎で10棟に携わりました。